ズッコケ山岳救助隊のあらすじとネタバレを紹介! 作・那須正幹 絵・前川かずお

児童書

著者;作・那須正幹 絵・前川かずお

ズッコケ山岳救助隊の主要登場人物

ゲームによる買収組

ハチベエ(八谷良平)
小柄で色黒、スポーツは万能だけど勉強は苦手。行動力はあるがせっかちでおっちょこちょい。

ハカセ(山中正太郎)
やせ型、らっきょう頭にメガネがトレードマーク。読書が大好き、探究心が旺盛で知識も豊富だが、なぜかテストの点はいつも悪い。

モーちゃん(奥田三吉)
身長158センチ、体重63キロの大きな体。何をするにもゆっくりのんびり、優しくてみんなに好かれる。

町内会の世話役組

秋本秋人
町内会の世話役の1人。花山商店街でおもちゃ屋を営んでいる。登山合宿の提案者。

湯原夫婦
町内会の世話役を行なっている夫婦。恭子の両親。

強制参加組

秋本真奈美
秋本秋人の娘。ハチベエたちの同級生

秋本一郎
真奈美の弟で5年生。

湯原恭子
湯原夫婦の娘。山中道子の友達。

道連れ組

山中道子
ハカセの妹。小学5年生。ハカセに上手いこと言われ、合宿に参加した。

中司幸雄
おそらく一郎に、そそのかされて合宿に参加した。

ズッコケ山岳救助隊の簡単なあらすじ

 せっかくの夏休みに、二泊三日の登山合宿なんて参加するわけない。そう思っていたのに、なぜかハチベエが一番乗り気に(買収組)。そうこうしているうちにモーちゃんとハカセも参加(買収組)。そして強制参加組と道連れ組も加えて合計11人の合宿メンバー。いざ始まってみたら、楽しくなっちゃうのがズッコケ三人組。でも順調に進んだと思ったら、急な霧に囲まれて迷子になってしまった。早くみんなと合流しようと焦っていると、思わぬ物と遭遇…。登山合宿が急遽、山岳救助隊に!果たして無事に下山できるのか!

ズッコケ山岳救助隊の起承転結

《起》ズッコケ山岳救助隊のあらすじ①

 花山町の夏休みの行事と言えば、ラジオ体操、海水浴、そして二泊三日の登山合宿。でもせっかくの夏休みに、登山合宿に参加する子供たちはごく少数。人数集めのために、おもちゃ屋の親父に新作のゲームを取っといてやると、買収されてしまうハチベエ。そして残りの2人もゲームやりたさに参加することに。その他、町内会の世話役組、その子供たちの強制参加組、そそのかされて参加した道連れ組の合計11人で合宿がスタート。でも何だかんだと楽しく1日目を過ごし、無事に眠りについた合宿メンバー。

《承》ズッコケ山岳救助隊のあらすじ②

 二日目の朝、天気予報はあまりよく無さそうだが、登山合宿を成功させたい世話役の秋本氏の意向で、予定より早めの出発をすることに。昼前ごろに、目的地の頂上に到着したハチベエとその他数人だが、湯原夫婦は途中でギブアップすることに。途中下山するので、湯原恭子も一緒に下山、人数は少し減って8人になってしまったが次の目的地に向かうことに。しかし、途中にあるブナ林を目指して競争を始め、全員がみんなと距離が開いた瞬間に、濃い霧に包まれてしまった。隣にいる人も誰かわからない状況でなんとか集まれたのは、ズッコケ三人組と真奈美の4人。ハカセの自信満々な声を元に、濃い霧の中、ブナ林まで行くことにしたが、突然の土砂降りの影響もあり、どんどん道がわからなくなってしまい気付けば夕方の17時に。

《転》ズッコケ山岳救助隊のあらすじ③

 口には出さないが全員「遭難」の文字が頭を過ぎる中、人家にしては小さい、小屋のような物を発見した。少し希望が見えホッとしたのも束の間、なんと小屋の中に誘拐された女の子が閉じ込められていたのだった。早く逃げ出したいとこではあるが、今夜はこの小屋で過ごす事に決め、誘拐犯が戻ってきてもいいように、夜通し交代で見張をつけることにした。しかし、トップバッターのハチベエが疲れのため、朝まで熟睡してしまったが、結局犯人は現れることはなかった。

《結》ズッコケ山岳救助隊のネタバレ!!

 5人は力を振りしぼり朝から下山を試みるが、休息も満足に取れていない影響もあり、体が思うように動かなくなってくる。しかも、昨日誘拐犯が戻って来なかった理由もわからないため、常に頭の中に誘拐犯の存在が引っかかっていた。そんな中、昨日の豪雨の影響で橋が崩れてしまった川をなんとか渡っと時に、どこからか「助けてくれ」と声がする。なんと、土砂に巻き込まれた誘拐犯の車が埋まっていたのだった。助けないと死んでしまうかもしれない、でも誘拐犯を助けたら今度は何をされるかわからない、、。山岳救助隊の判断はいかに⁉︎

ズッコケ山岳救助隊の感想

 夏休みのイベントが多いですね〜。この記事を書くまでに、小学生ぶりに何冊か読み直しているのですが、三人組が夏休に出くわす事件が多すぎて羨ましいです。このまま大人になったら退屈すぎて社会人に絶望しないか心配ですね。他に比べると、ズッコケ三人組の大活躍は少々控えめかなと思いますが、最後のオチは改めて読み直すといいまとまり方をしているなと思います。ただ一つ思ったのは、救助隊というより、ほとんどずっと遭難してない?って思いました笑

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