ズッコケ文化祭事件の主要登場人物
ズッコケ三人組
ハチベエ(八谷良平)
小柄で色黒、スポーツは万能だけど勉強は苦手。行動力はあるがせっかちでおっちょこちょい。花山商店街の八百屋「八谷商店」の長男。
ハカセ(山中正太郎)
やせ型、らっきょう頭にメガネがトレードマーク。読書が大好き(ただしフィクションには興味がない)、探究心が旺盛で知識も豊富だが、なぜかテストの点はいつも悪い。
モーちゃん(奥田三吉)
身長158センチ、体重63キロの大きな体。何をするにもゆっくりのんびり(遅刻の常習犯)、優しくてみんなに好かれる。両親は離婚しており、母、姉と三人暮らしをしているが現状の家庭環境に、本人は満足している。
花山第二小学校6年1組のクラスメイト・教師
中森晋助
ラーメン屋の息子でごくごく真面目な性格の男子。3人組と仲が良く、インスタントラーメン作りが得意。
徳大寺邦光
みどり市に引っ越してくる前は大阪で児童劇団に入っており、文化祭の劇では、総指揮者である演出係を担当することになる。
金田進
眼鏡をかけたクラスの秀才の一人。徳大寺、榎本と三人で劇の総指揮者を担当。
荒井陽子
長い髪を二つ結びにしている美少女。安藤圭子、榎本由美子と仲が良く、合わせて美少女トリオと呼ばれている。成績が良くスポーツも万能、ハチベエから好かれているが、性格は若干きつい。
安藤圭子
ショートカットでボーイッシュな容姿。快活で面倒見の良い姉御肌で少々口うるさい。
榎本由美子
日本人形のような顔立ち。クラスでNo.2の美少女と言われている。明るく社交的でおっとりした性格。
宅和源太郎
6年1組の担任。禿げ頭が特徴。教師歴30年以上のベテランだが、少々口うるさい。児童の自主性を重んじる。
ミドリ市花山町(ハチベエたちの住んでる町)の住人
八谷勝平・よね
ハチベエの両親。商店街で八百屋を経営している。よく口喧嘩をしているがなんだかんだと仲が良い。
奥田タエ子
モーちゃんの姉。高校1年生の16歳。明るくさっぱりとして性格で、モーちゃんに負けず劣らず大柄な体型。
山中道子
ハカセの妹。小学4年生。
新谷敬三
みどり市に住む童話作家。5年ほど前に新人賞を受賞し、作家としてデビューするが、その後作品を執筆できていない。
ズッコケ文化祭事件の簡単なあらすじ
ズッコケ三人組も小学校最終学年の3学期に突入。最後の大イベントで文化祭で劇を演じることになった。自主性を重んじる宅和先生の下、プロの童話作家の協力で台本の作成もしてもらい、タイトルは「アタック3・極道編」に決定!? ん? 童話作家が極道物の台本を執筆するか? さて、猛練習の成果は!!
ズッコケ文化祭事件の起承転結
《起》ズッコケ文化祭事件のあらすじ①
花山第二小学校の3学期のイベントといえば、文化祭の出し物である。しかも最高学年である6年生は出し物も自分で決めることができる。ハチベエの渾身のアイデアである、お化け屋敷はクラスのみんなに相手にもされず、しまいには「頭がおかしい」とまで言われてしまう。そして出し物は劇に決まったのだが、演劇とはクラスの人気者が主役をやると大体決まっている。ハチベエは、最後のイベントで活躍することができなくなってしまったことが決まり、残念そうに嘆いていた。
《承》ズッコケ文化祭事件のあらすじ②
ハチベエは今年もセリフ抜きの「その他大勢役」に、なってしまうのか。なんとか主要メンバーに潜り込むことはできないかと思案していると、八百屋のお客に童話作家の新谷先生がいることを知る。そして、持ち前の行動力と八百屋のイチゴ(賄賂)を利用し、自分が主人公(ついでに、ハカセとモーちゃん)になれる劇の台本を執筆してもらうことに成功する。
《転》ズッコケ文化祭事件のあらすじ③
せっかく台本を書いてもらったのだが、6年1組では全くの不評。自分たちで書き直そうと脚本係までできてしまった。ハチベエは書いてもらった手前、新谷先生に申し訳ないのもあり、最初は反対していたのだが台本をもらってきたという理由で責任者の一人に昇格すると、コロリと態度を変え文化祭の成功に向けて全力を尽くすと誓ったのだった。新谷先生には本番の日付を教えなけれないいという結論でいったん落ち着いた。
《結》ズッコケ文化祭事件のネタバレ!!
新谷先生が、実は気性の荒い性格だと噂を聞き、一抹の不安を胸に抱きつつ練習は進んでいく。総指揮者、脚本家、俳優、裏方など、各々役割を決めたことが功を奏し、どんどん本番に向けてクラスの熱が高まっていく。宅和先生の協力もあり、最後は消火器を使った大掛かりな演出も披露することが決まった。しかし、本番当日になぜか宅和先生が新谷先生を招待しており、ハチベエたちの劇を見に来ていたのだった。果たして、新谷先生の反応は? 宅和先生はどうなる?
ズッコケ文化祭事件の感想
小学生当時はなぜか途中で投げ出し、最後まで読むことができなかった文化祭事件。改めて読み直してみると、非常に面白いかったです。やっぱり、みんなで協力して何かを成し遂げるシーンはいいですね。大人の自分としては、恐らく全ての責任を負うことになる宅和先生の手腕に興味がいっていましたが、期待にたがわぬカッコよい姿も見ることができました。俳優もかっこいいなー、先生もかっこいいなー、小学生の時に良さがわかっていたら、別の人生もあったかも?( ´∀` )
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