謎のズッコケ海賊島の主要登場人物
ハチベエ(八谷良平)
小柄で色黒、スポーツは万能だけど勉強は苦手。行動力はあるがせっかちでおっちょこちょい。
ハカセ(山中正太郎)
やせ型、らっきょう頭にメガネがトレードマーク。読書が大好き、探究心が旺盛で知識も豊富だが、なぜかテストの点はいつも悪い。
モーちゃん(奥田三吉)
身長158センチ、体重63キロの大きな体。何をするにもゆっくりのんびり、優しくてみんなに好かれる。
草川大介
ハンチング帽を被った男。魚釣りをしていたモーちゃんと知り会う。
謎のズッコケ海賊島の簡単なあらすじ
お腹を空かせたおじさんにお弁当を分けてあげたモーちゃん。しかし、助けたお礼に謎のお守りを残した後、誰かに連れ去られて行方不明になってしまった。中身を調べてみると、昔、瀬戸内海で大暴れしていた海賊が残した、お宝の秘密が書かれていた。早速隠されている島に向かってみるが、そこにいたのはライバルの探検隊たち。こうしちゃいられないと、負けじと頑張るが果たして、お宝は見つかるのか? そしておじさんは無事なのか⁉︎
謎のズッコケ海賊島の起承転結
《起》謎のズッコケ海賊島のあらすじ①
9月の終わりごろ、いつものごとくみどり市の漁港で釣りをしていたモーちゃん。そこへ、漁師と何やら揉めているとおじさん(草川大介)と知り合い、なんとお弁当を分けてあげることに。どうやら島へ渡りたいのだが、お金がなく漁師に断られたようだ。おにぎりを買うことができないほど、しょぼくれたおじさんだったが「この恩は一生忘れない」と言い残し、そして帰りの電車賃までモーちゃんに借りて帰って行った。その後、おにぎりを分けてあげたことも忘れた頃「駅前の公園まで至急きてくれ」と電話が掛かってきた。ハチベエとハカセも連れて向かうと、ボロボロになった草川のおじさんがいた。どうやら大怪我をしているようだったため、救急車を呼びに行くがその間にどこかに行ってしまった。しかし、行方不明になる直前、謎のお守りだけはモーちゃんに託してたのだった。
《承》謎のズッコケ海賊島のあらすじ②
お守りの中を調べてみると「女島の南 岩屋あり 浄土に参るべし みなここにかくす」と書かれた古い紙が見つかった。そして、おじさんが最後に言い残した「海賊の宝」という言葉を元に宝探しを始める事にした。日曜日に女島に向かい、港にいる漁師などから話を聞くと、草川のおじさんは何年もかけて女島の洞窟を探索していること。そして、ライバルとなる洞窟探検隊がきていることがわかった。だが海賊の宝を先に発見されるわけにはいかないため、次の日曜日も女島へ向かうことにした。
《転》謎のズッコケ海賊島のあらすじ③
まず、お宝の手がかりを探すために、島に唯一ある、浄土寺と名前のついたお寺へ向かった。そこにいた寺の和尚さんは、草川のおじさんと顔馴染みであること、そして、古い紙は後2枚あることを教えてもらった。2枚のうち1枚は見たことがないが、残りの1枚は何が書いてあるか教えてもらうことができ、それは最初の1枚と組み合わせて読む物だった。2枚を合わせて読むと「稲穂の国 女島の南 はいらずの 岩屋あり 仏の道をきわめ 浄土にまいるべし 陣内が宝 みなここにかくす」となった。3枚目はおそらく地図になっているようだが、発見することはできなかったそうだった。手がかりが増えたため、今度はライバルの洞窟探検隊の様子を見に洞窟へ向かったが、なんとその探検隊の連中は草川のおじさんを殺して、古い紙を奪った悪い奴らだった。そんなことも知らずに話しかけてしまったハチベエたちは、草川のおじさんの知り合いであることがバレてしまい、監禁されてしまった。
《結》謎のズッコケ海賊島のネタバレ!!
ハカセが機転を効かせ嘘の隠し場所を教えた隙に、船に乗り逃げ出すことに成功した。しかし、外は真っ暗なため、女島の隣にある男島に漂着してしまった。そこでハカセは、男島は女島の南にあること、入ることができないように塞がれた岩屋があること、そして、その岩屋の上に「仏」の文字が書かれていることに気がついた。ハカセの推理が正しければ、陣内の宝はここにある、2人にも伝え必死で岩屋の中を探すことにしたが、懐中電灯の電池が切れてしまいお宝どころか、岩屋から抜け出すことすら危うくなってしまった。果たして、岩屋の中にお宝はあるのか、3人は無事抜け出すことができるのか…
謎のズッコケ海賊島の感想
やっぱり、謎を解いてお宝を探す系は面白いですね。今読み直しても、ハカセの推理は違和感はないですし、謎が解ける瞬間もとてもワクワクします。ズッコケ財宝調査隊では、結局お宝は世間の目に触れることなく葬られてしまいましたが、今回はちゃんとお宝を発見し、TVから取材も受けていました。しかし、そこはズッコケシリーズですね、最後は大金持ちになることなくズッコケな終わり方でした。それにしても草川のおじさんは男島にお宝があることはわかっていたんですかね?最後はちょっとだけ寂しい感じでしたがとても面白かったです。
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