レオパレスなどの賃貸でアコースティックギターがやりたい、でも騒音問題が気になる、という人はいっぱいいるのではないでしょうか。
私も社会人になりたての頃、何か新しいこと始めてみたいと悩んだ末、思い切ってサイレントギターを購入してみました。そしたら思いの外に楽しくて初心者の独学で、ついには友達の結婚式で余興を披露するまでになりました!
でもその時住んでいたのは、あの何かと話題のレオパレスでした。当時は騒音問題について不安でしたが、今のところ苦情はもらってません。私は転勤族なので何度も引越しをして、全て賃貸アパートで、レオパレスも複数回経験しましたが問題ありませんでした。
レオパレスでもギターが弾きたいというあなたに、私が購入したギターとアパートでの騒音対策を紹介します!
住んでた場所
まず、私がどんなところに住んでいたのか軽く紹介します。
レオパレス
正直ここがクリアできたら、あとは気にしなくてもいいかってぐらい、隣の部屋の音は聞こえますね。フツーにギターを弾いたら同じ部屋で演奏してるぐらいです。レオパレスだけなら、3回ぐらい違うところに住みましたが、後述する対策をすることでノークレームで来ました。
1Kの賃貸アパート
私が選んだアパートがとても安いところだったのもあり、レオパレスと大きな差はありませんでしたが、隣の人の話し声とかは流石に聞こえてくることもほとんどありませんでした。でも騒音対策はレオパレスと同じ感覚でやっておけば問題ないかなといったところです。
2DK以上のアパート
これぐらいの住環境になると、話し声やテレビの音は聞こえなくなりますね。私もだいぶ騒音については気が緩んできてました。レオパレスほど気は使ってないですが、少し周りを気にしながら練習するぐらいの感覚でいいと思います。
アパートで練習するために購入したもの
ヤマハサイレントギター
出典;ヤマハ サイレントギター
ネットで探すとサイレントギターというものはいくつかヒットしますが、値段もそれなりに高いですし、大抵の場合謎の中華製ということもあり、私は迷わずヤマハのサイレントギターを購入しました。アコギタイプやクラシックタイプなどいくつかありましたが、私はSLG200Sというアコギタイプを選びした。
機能としては家で1人で練習するのに必要な機能が備わってるな、といった感想です。曲に合わせて練習したい時も、有線ではありますがスマホ等と接続し、イヤホンを通して曲と自分のギターの音を聞きながら練習することもできます。
サイレントピック
サイレントギターがあればかなり音は小さくなります。でも、普通の演奏で使うピックを使用して練習すると、音は普通に大きいです。ましてやレオパレスで練習しようものなら、いつか苦情が入るでしょう。
そんなときにおすすめのものが、このサイレントピックです。本当の使い方は、普通のアコギを騒音を気にするときに使用するものだと思います。でも私はせっかくギターを買って練習するなら、絶対に苦情が出て欲しくなかったため、サイレントギター+サイレントピックを使った2重の対策をしました。
引用;サイレントピック
レオパレスならもちろん、私は今でも家でギターを触る時は絶対にこのサイレントピックを使用しています。この二つを組み合わせれば騒音問題はほぼクリアできるのでないでしょうか。
プラスαの対策
テレビをつける
サイレントギターとサイレントピックを合わせても音はもちろん出ます。夜に練習をするときに、周りはシーンと静まり返っているのに練習できるのか不安ですよね。隣の部屋の話し声や足音、テレビの音は許容できても、楽器はふざけるんじゃいないという人は絶対に存在していると思います。
自分も楽器に興味がなく隣の部屋から、ギターのジャラ〜ん、といった音が聞こえてきたら、なんだかいい気分はしません。
そこで考えたのは、テレビをつけるです。もちろんギターの音をかき消すほどの音量を出す必要はないんです。通常のテレビの音量より小さくてもいいと思います。もし隣人が「隣の部屋から音がするけどなんだろな?」、と聞き耳を立てたときにギターの音色混じりのテレビのバラエティの音が聞こえたとしても。「なんだテレビか」となると思います。
要はギターと気づかせずに誤魔化せればいいのです。
私はテレビ付ける3重の対策はレオパレスに住んでいた時だけなので、普通のアパートの人はサイレントギター+サイレントピックの組み合わせだけで問題ないと思います。
要注意な点
ACアダプターを購入する必要がある
上記の騒音対策を取ると、どうしても自分のギターの音が聞こえづらいです。練習中にcm の曲が耳に入るととても乱されると思います。
そのためイヤホンを接続することができるのですが、音が聞けるようにするにはどうしても、ACアダプターかもしくは、単三電池2本が必要になってきます。電池とACアダプターのどちらにもメリット、デメリットがあるため、ACアダプターを購入して使い勝手のいい方を使用してみるのがいいと思います。
ACアダプター自体はギターを購入するときに買えると思います。また、ヤマハの電子楽器に使ってるそうなので、家に電子ピアノとかあれば使えるかもしれないです。
アコギに比べるとボディの厚みが違う
サイレントギターは通常のアコギに比べて単純に、ボディがない状態です。そのため、弦と自分の体との距離感がかなり違います。じゃあ、サイレントギター弾いてる人は普通のアコギは弾けなくなるかというと、逆で、私は普通のアコギの距離感の方が好きでした。なのでちょっと違和感があるよ、ってぐらいに思っててください。
ちなみにエレキと比べてどうかといわれると、アンプにつないでない状態であれば生弦の音は一緒ぐらいです。
ピックの感覚が違う
サイレントピックの説明書きにも書いてあるのですが、通常のピックとサイレントピックのピッキングの感覚は結構違うと思います。サイレントピックとは、紙ぐらい薄くなった状態のピックのため、複雑な演奏には向いていません。
ただ、ギターを始めたての人に複雑な演奏はできないと思うので、サイレントピックと、通常のピックを両方買っておいて、何かのタイミングでジャラ〜んとたまに弾いてみるぐらいでいいと思います。
そして、サイレントピックよりも普通のピックの方が引いてる感覚は楽しいです。やはりどちらも、騒音対策に特化しているため、どこか犠牲にしている部分はありますね。
価格
あくまでも、初心者が買う場合のことを言いますが、少々価格は高いです。安いアコギだとものによりますが、1万〜3万ぐらいで買えます。これぐらいだと、挫折しても諦めがつくと思いますが、サイレントギターは7万〜8万ほどします。ちょっと躊躇しますよね〜わかります。
でも普通のアコギだと、練習する場所とか、時間を気にしちゃって結局触らなくなるということを考えれば、どこでもいつでもできるこの価格は正直妥当な値段だと思います。
個人的お気に入りな点
チューニングが簡単
私は中学生の時にも一度ギターにチャレンジしたことがあります。でもどこで挫折したかというと、指先が痛いとか、Fコードが難しいとかのレベルではなく。チューニングができないといった序盤どころか、入り口で躓きました笑
その時はスマホもなくチューニングといえば、先が二股になっている音叉だったのでこれを叩いてみたところ、
…できるわけがない! 挫折とかそんなの関係ない場所で諦めました。
でもサイレントギターにはチューナーの機能があるのでスマホがなくても合わせらます。私はスマホのアプリを使ったりしてますが、どちらも非常に簡単にできます。
曲を聞きながら練習ができる!!
今時有線かー、とは思いますが、サイレントギターをスマホ等に繋ぎ、曲を流します。そして、イヤホンをギターに差し込むと、曲とギターの音色が外に漏れることなく同時に聴くことができるのです。
原曲に合わせながら、徐々に弾けるようになる感覚。楽しくて、毎日練習してました。
私は、途中で断念することなく、一曲弾けるようになれたのはこの機能があったからといっても過言ではないと思います。それぐらいこの機能はありがたかったです。
まとめ
結局人前で披露できたのは1回だけでしたし、今も初心者の域を脱しているとは全くいえないのですが、ギターやってみたいなーでも悩んでるなーって人には本当におすすめです。今では趣味の中の一つとして、堂々とギターと言えるぐらいに好きになりました。転勤などで、周りに知り合いがいなく、何か1人でできる趣味が欲しいなって、人がいたらぜひやってみてください!
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